シンプルな花暮らし vol.37 晩秋の菊


立冬もすぎ、早くも11月半ばとなりましたが、暖かい小春日和の日が続いていますね。

さて、今日のテーマは、菊。これまでの写真(2015〜2020)の中からお届けいたします。

まず、こちらは2015年の撮影で、美しい大輪のデコラマムです。

ああ、また会いたいなあ、と思う大輪の菊。

これまで『晩秋といえば菊』で毎年この時期よくいけていたのですが、今年はコロナの影響もあってか、産地さんでも出荷の量や種類が少なく、なっているとか。今年はまだこういった綺麗な菊に出会っていません。

真っ赤な紅葉と実物と共に、こちらもデコラマム。

続いて、丸い黄色のスプレーマム。竜胆の青と補色で鮮やかに見えますね。

こちらは、紅葉錦木とシンプルに小さく。確かこちらは路地に咲いていた花。もともとは誰かが植えたものでしょうが、今年は草刈りで伐採されており、残念です。

最近の作品は、更にナチュラルになっていきます。

こちらは、夏の暑さや風雨を乗り越え、しなやかに茎を伸ばしながら育った野菊。

その付近に生えていた、名もわからない草と共に。

なんだかとても愛おしくなります。

華やかさはなくとも、こんな生き方もいいなとしみじみ見つめてしまいました。

こちらは、番外編で、野紺菊。『chrysanthemum』の仲間ではなく、『aster』の仲間だそうです。とても野趣あって好きな秋の草花です。

野原で見かけるのは白の方が多いですが、今年、紫色が咲いている場所を見つけて嬉しくなりました。器は、金属の取手が外れないアンティークの薬瓶。

こうして、過去5年間を溯ってみると、花の好みもだいぶ変化してきたな、と思います。

近年は豪華なお花をふんだんに使っていけること、形式に当てはめて緊張感のある作品を作ることに抵抗を感じる時もあります。

またこの先も変化していくでしょうが、その自分の変化も愉しみながら、花をいけることは、辞めずに続けていこうと思っています。


また、コロナの状況も悪化してきました。この先もしばらく良くなったり、悪くなったりの繰り返しでしょうね。できる限りのことをやって気持ち明るく過ごしていきたいもです。


それでは、皆様どうか引き続き健やかな毎日をお過ごしくださいませ。

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