シンプルな花暮らし vol.28 私のカメラと花


涼しくなる初秋は、カメラを持ってお出かけしたくなりますね。

私この頃は、だいたい決まって『カメラ機材のチェンジ』がしたくなります。

コロナで決断力が鈍っていましたけど、今年も決断しました。

今後はさらに花もシンプルですがカメラもシンプルに小さく軽くしていきいたい。

最近まで花の撮影で使っていたのは、NikonDf(写真左)です。最近皇室の悠仁様がお使いになっていた様子がTVでも出ていましたね。解像度や性能が良いカメラは他にも沢山ありますが、他に気に入るフォルムのカメラがなかったので使い続けていました。

しかし、デジタルカメラは電気製品。色々な面で時間に限りがあるのです。


ちなみに右は、その何代か前のご先祖様、フィルムカメラNikonF2です。

F2は、昨年末使う機会があってそのまま所持していましたが、何しろシャッター音が大きすぎて、外での撮影は気が引けましたネ。


また、フルサイズ一眼レフカメラは展示用に引き伸ばしても問題なくとても良かったですが、何しろ重いのです。花の仕事の時は、その他にも持ち歩かなければならないものが多く、年齢を重ねるごとに辛くなってきました。それも今回のチェンジ理由の一つ。


というわけで今日は、私のカメラ遍歴も含めたお話をしてみようと思います。

私のカメラ機材選びは、まず、『花をどう見せたいか、伝えたいか』があって、まずそれを実現できそうなもの。そして、その時代の自分好みや仕事生活スタイルに合うかどうかで判断しています。ですから、変わっていくのも当たり前ですね。

まずこちらは、懐かしい写真です。写真を撮り始めた頃の写真です。

90年代初頭に所持していたミノルタα7000(フィルムカメラ)での撮影。オランダのフロリアードの時にも携行していました。あんなに重いのに、若いって素晴らしい!


私のカメラの始まりは、『お花のお稽古』の記録から始まりました。それから約30年。

その後は、しばらくCanon、Sonyコンデジを使ってほぼ花だけの記録撮影。

さらに一歩進み、『美しいボケ感』と展示用の作品作りのため、フルサイズのミラーレス一眼、Sonyα7IIに替えました。

初めは流石、解像度は高いし、凄いなあ、と感動したものです。

この頃からInstagramも始めました。

しかし設定にもよるのでしょうが、どうも色のりの良すぎと、自分が求めている花の記憶色と合わない感じがあり、約1年で手放しました。


私は、写真はカメラの設定でほぼほぼ決めたい派で、lightroomやphotoshopは使っていません。せいぜいmacのiPhotoで明るさとコントラスト、彩度を若干調整する程度です。

そして、素直な色が出そうなNikonに替えました。

Nikonの純正レンズは優秀ですが、それはそれで素直すぎて、やや物足りないと感じ、すぐにコシナさんのVoigtlanderに変更。

私は、花のテーブルphoto以外の写真を撮る以外、ほぼほぼ興味がないので、所持するレンズも一本。50mm前後のF1.4の単焦点を使い続けています。

この頃から、ようやく自分らしい色のコントロールができるようになった気がします。

花の色や、季節感で見せたい雰囲気によって、彩度とキャストを若干替えてます。

今見ても、この組み合わせの写真が一番好きかな。

その後マイナーチェンジで、レンズだけCarl Zeiss、plannerに変更。繊細なレンズです。

ただ、開放に近い時(f2.8以下)の周囲のボケ感とのバランスがやや自分の求めている感じと若干違っていました。花のテーブルフォトって、主役の部分だけでなく、周囲もどこまで見せるかも大事ですからね。結局、f4ぐらいで、コントラストと線を強める設定で撮影していました。

そして、『写真』というものにのめり込んできた私は、2017年ついに憧れのフィルムライカを手に入れることになります。(写真は、iPhone撮影。)

小さいし、シャッター音は小さいし、短いレンズなら持ち歩き、できそう。

これなら外での撮影も気分転換に楽しめる!(金属の塊は小さくても重いですけどね)

でもそれ以上に、ライカレンズの繰り出す写真の素晴らしさに感動です。空気感がまるで違う。そして、機械式なので、修理さえできれば何年でも使えます。


初めは、カフェを中心にストリートも撮ってみましたが、ある時試しに花の写真を撮ってみたところ、これがまた面白い。

レンジファインダーですし、寄れる最短が0.7mmとか0.9mmなのでテーブルフォトには到底向かないですけど、背景も含めた写真でしたら、とても好きな雰囲気が出てくるのです。

その後、せっかくフィルムで撮るのならと現像までやるようになり、2019年の個展はフィルム写真のみで発表することになりました。

フィルムカメラの作品はInstagram の @inn_ei でご覧いただけます。

さあ、今度やってくるカメラ、どうなんでしょう。

それは次回のお楽しみ、ということで。

設定が落ち着くまで、少々お待ちください。

というわけで、今週、もしかしたら来週までInstagramはこれまでのお気に入りアーカイブでお届けいたします。


それでは、来週はいよいよお彼岸。秋も深まりますね。

引き続きみなさま、健やかな毎日をお過ごしくださいませ。

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