シンプルな花暮らし vol.25 初秋の実物

猛暑の半月が終わって、少し涼しくなり、ようやくほっと一息、というところですね。
流石にこの暑さで、草花を飾る気にもなれず、こんな時に何がいいかと思案したら、ちょうど今、色々なドライにもなる初秋の実物類が出回っていますので、今日はそのお話です。
まずは、蓮の実から。ドライにして秋のリースなどにも使えます。
続いて『月桃』
沖縄などでは非常にポピュラーな植物だそうで、葉っぱをお料理に使ったりするそう。
英語の名前は『shell plant』。一度花を見てみたいなあ。
この実は、ドライになりながら、弾けてとてもカッコよくなります。秋の楽しみの一つ。

『唐胡麻』。『ヒマ』とも言われ、枝葉がついたものは生花の材料としても使われます。枝も赤いのが魅力的。
今年は、実の部分だけの花材が出ていたので、購入してみました。しかし、残念ながらこの鮮やかな赤は、もともと水揚げの悪い植物とあって、翌日黒くなってしまいました。
また、こちらは毒草。猫の楽しいおもちゃになりそうだったので、手の届かないところに飾りました。

そして、『風船唐綿』。しばらくすると、実が割れてふわふわの毛のついたタネが溢れ出てきます。

こちらは、昨年の個展で発表した写真。タイトルは『始まりか、終わりか』だったと思う。

まだまだあります、『ビバーナムコンパクタ』。出始めの7月は緑色の実なのですが、9月に入って来るとどんどん赤みを帯びます。秋のケイトウと合わせてみました。

『ヤマホロシ』。庭の蔓植物として楽しみますが、このような小さな実をつけてかわいいものです。なんと猛暑の中、葉は枯れていきましたが、実が色づきながら2週間くらい楽しめました。

最後は『野薔薇』です。
ちょうど、猛暑の中、一斉に咲いていた高砂百合がもう終わりの時期となったので、一緒に合わせて初秋の季節感を出してみました。

これから『実りの秋』に向かって他の種類の実物もたくさん出てきますので、また改めて特集いたします。
さて、10月のイベントの詳細が決まりました。こちらをご覧くださいませ。
秋の草花を愉しむ 〜植物と古道具〜
https://www.kisetsukajin.com/event
今回は、古道具に秋の草花をいけていきます。
ワークショップや、花束のご予約も受け付けております。
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なお、コロナ対策のため、ご来場へのマスクの着用や、密にならないように安心してお楽しみできるようにしますので、何卒ご協力よろしくお願いいたします。
世の中、状況は良くなったり、悪くなったりと一喜一憂の毎日ですね。
引き続き、皆様健やかに毎日をお過ごしくださいませ。