シンプルな花暮らし vol.8 4月の色


あっという間に4月も終わりを迎えようとしています。

世の中の混乱をよそに、木々は若葉を芽吹き、爽やかな緑の風を届けてくれます。

お花の方は、春の花が終わって、いよいよ初夏ですね。

若葉のグリーンに淡いピンクや淡いラベンダー色の花が心地よい季節。

芍薬とライラックに庭の五葉木通のを添えました。

開花し始めた芍薬のお顔です。まあなんと美しい。

個人的ですが、芍薬は白が好きです。

そして美人さんを歩かせてみました。

私の師匠はよく、『花の立ち姿』について話してくださいます。

今はお稽古に行けないですが、そのことを思い出しながらいけました。

そして、終わり。

この白い羽のような花弁もなんとも美しい。散り際の美しさまで絵になります。

こちらは、青味のシルバーピンクの『アグロステンマ 桜貝』

この時期、短い期間ですが市場に出る花です。光をするごく薄い花弁、そして優しく揺れる茎。

アグロステンマは、昨年モノクロのフィルムで撮って、個展の案内状にした植物。

そして、ピンクラベンダー色のリラの花。

1月から出回る輸入のライラックは、葉っぱがついていないですが、4月ですと枝振りの良い国産のライラックが手に入ります。但し、水揚げがあまりよくない植物。

カットする木部の周りを削ったり、割ったり、よく水換えをして、初めは長くいけて、だんだん短くしながら愉しみます。こちらは今回の最終形。それでも1週間楽しめました。

さて、近況報告。

先週久しぶりに只今休館中の美術館の職場へ荷物を取りに行って来ました。

お陰様でとてもリフレッシュできました。


そこで改めて、『五感で感じる』ということがいかに大事であるかということに気がつきました。今なんでも仕方なく『オンライン』になっていますが、『やっぱりそうじゃないよね』って思った。

アートは、主に視覚を使って認識するものですが、その場の『空気感』を肌で感じ取るということが最も大事だと思います。いくら解説や評論、図録を読んでも、受け手の想像の幅も広がらないし、アーティストの真意には、いっそう近づけない。


こうい状況にならなければ、こういうことも考えることもなかったのですが、自分が表現するものも、視覚以外の五感をもをワゾワさせるものに近づけるために、改めて日々精進です。そして、今は自分が今後『何が大事なものだったか』を見直すいい期間にしたいと思う。


それにしても音楽家やアーティスト達に特別に支援が届いていないのは残念です。

確かに芸術は衣食住以外のものですし、もっと救済すべき人々が沢山いるのも理解できます。

ドイツのメルケル首相のように『芸術も生きていくために必要』と言い切って、音楽やアーティストを守り、しっかり支援するようなことはできないのかな、この日本。

ドイツ軍は、第二次大戦のアウシュビッツでは、兵士たちのために収容された人々で楽団を作って演奏させていた国なのですが。

ニュースを見聞きするたびに色々なことをモヤモヤと思う毎日です。


ではまた、来週は5月ですね。皆様どうか健やかにお過ごしくださいませ。

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