日々是花日 vol.9 モノクロフィルムで撮る意味


あっという間に季節は巡り、初夏。

この一年に、現象に出していたお店が軒並み閉店となってしまい、貸暗室の利用も控えていたため、とりあえず続けられそうな、『カラーフィルム』で撮影してきた。

しかし、今年初めになって考え改め、やはりモノクロフィルムで撮ることにした。

状況が悪くなっても、諦めることはよくない。

モノクロフィルムで撮るのは、各カット1枚もしくは2枚にしている。

カメラも機械式、当然全部マニュアル設定なので一発勝負。ちゃんと撮れているかも現像してみないとわからない。当然のことながら納得のいく写真が出てくる確率も、とても低い。

デジタルでも、時間と共に変化してゆく花の一期一会の姿を撮影しているが、モノクロフィルムの撮影でさらに一期一会が加わって、つまり(一期一会)の二乗、となる。

もうすぐ60歳になるLeicaM4。

自分が主に撮っている被写体と出したい雰囲気にあう50ミリレンズ、summaron,

summicron, summiluxと取っ替え引っ替え約3年ずっと試してきた。カメラと同じ年代のレンズで限定すると非常に状態の良いものを探すのも難しかったが、メガネをつけてやや近接撮影ができる1960年代のDRsummicronにようやく落ち着いた。

モノクロ現像やスキャンのの委託先も減ったため、とりあえずの確認だけは自宅でスキャナーを使わない方法でスキャンを始めた。そのうち、現像も自家製にしたいが、廃液の問題や(一期一会)の三乗になるリスクがあるので、まだ踏み込めていない。

プリントも含めると4乗になってしまうから。

一年前と今、世の中の状況そんなに好転しているとはまだ実感できない。

次に写真を発表する日もいつになるか、わからない。

でも撮らないことには始まらない。

今は、続けることに意味づけしようとするよりも、続ける先に何か意味がついてくるであろうから、何も考えないで続けているのだ。

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